新年を迎えると「今年こそは!」と目標を立てる人が多いです。
しかし、悲しいかな1ヶ月も経つと「何を目標にしたんだっけ?」と忘れてしまう人が多いのも事実です。
そこで今回は、初心者でも簡単に実践できる「目標の立て方」について解説します。
目標はビジョンから決める
目標には、年単位、月単位、週単位など、様々な期間単位がありますが、ここではまず「年間目標」の立て方について言及します。
そして、その年間目標を設定する際、いきなり「何を目標にしよう?」と考え出すのはNGです。
なぜならば、「目標はビジョンから落とし込む」というのが原理原則だから。
したがって、まずは「将来、自分がどんな姿になりたいのか?」というビジョンを明確にすることが必要です。
■ビジョンの一例
・将来はフリーランスになって自由に働きたい
・健康的な生活を送りたい
・家族との時間をもっと大切にしたい
この『ビジョン』があることで、
「そのために今年やるべきことは何か?」が見えてきます。
例えば、「健康的な生活を送りたい!」というビジョンがあれば、「健康診断でA評価を得る」「体重を7キロ減量する」などの具体的な目標に置き換えることができます。
目標は役割ごとに立てる
人にはさまざまな役割があります。
例えば、家族(夫、父親、兄弟)、営業部長、PTA役員、ゴルファー等々・・・
それらのような、自分を形成する役割ごとに目標を決めることで、人生全体にバランスをもたらすことができます。
■役割ごとの目標の一例
・家族:今年1年で家族旅行に2回以上いく
・営業部長:年間売上1,000万円を達成する
・ゴルファー:スコア90を切る
役割ごとに目標を持つことで、「仕事だけに偏る」「プライベートをおろそかにする」といった問題を防ぐことができます。
目標には期限と到達点を設定する
目標を設定する際には、「いつまでに」達成するのか?
そして「どうなったら達成なのか?」を明確にすることが重要です。
■期限と到達点の例
・9月末までに体重-5kg達成(期限:9月末、到達点:体重5kg減少)
・12月までに副業で月5万円の収入を得る(期限:12月、到達点:月5万円の収入)
・年間20名のクライアントをサポートする(期限:1年間、到達点:20名の取引先獲得)
期限と到達点がないと、その目標の達成度合いを測ることができません。
到達度合いを測れないということは、GAPが不明瞭なため、次の一手を考えることもできません。
つまり、PDCAを回すことができなくなってしまいます。
目標の進捗を定期的に確認する
当然ですが、目標は立てたら終わりではありません。
定期的に進捗を確認し、必要ならば軌道修正していく柔軟性が求められます。
■進捗確認のポイント
・毎週 or 毎月、目標の達成度合いや進捗をチェック
・必要に応じて、目標達成のための計画を軌道修正
・場合によっては、目標自体の見直しも
「目標」とは、ビジョンへ到達するための仮説に過ぎません。
「恐らくこの目標を達成すれば、大きくビジョンに近付くことができるだろう」という考え方です。
同様に、目標を達成するための「計画」も仮説です。
それぞれが仮説ということは、そこには「検証」が必要になってきます。
ここでいう進捗確認は、まさに検証作業なのです。
目標に対するモチベーションがブレたら「ビジョン」を再確認する
1年間、目標達成を目指して走っていくなかで「この目標、本当に必要?」と感じることが、もしかしたらあるかもしれません。
そのときは「この目標を達成した先にあるもの」、つまりビジョンを再確認しましょう。
例えば、「副業で月5万円稼ぐ」という目標があるけれど、そもそも「副業をする目的」が曖昧なら、モチベーションが下がってしまいます。
そんなときは「なぜこの目標を立てたのか?」「将来どんな姿になりたいんだっけ?」と、大元であるビジョンを再確認することが大切です。
まとめ
夢を叶えるための目標設定をするためには、以下のポイントを意識しましょう。
1. 目標はビジョンから落とし込む(何のためにやるのか?)
2.目標は役割ごとに設定する(仕事、家族、趣味など)
3. 期限と到達点を明確にする(いつまでに、どうなったら達成と言えるのか?)
4. 進捗を定期的に確認する(週単位、月単位、3ヶ月単位でチェック)
5. 目標に対するモチベーションがブレたらビジョンを再確認する(本当はどうなりたいんだっけ?)
この方法を実践すれば、正しく目標設定することができ、自分が理想とする将来像に着実に近付くことができるでしょう。
動画ではケーススタディとして『年間目標の具体的な事例』を添削しています。
併せてご覧いただき、参考教材としていただけると嬉しいです。
ぜひ今日から実践してみてください!